学術書の編集者になろう

30歳の学術書編集者が出版の世界について考えます

おすすめ本

学術書の編集者といっても,ピンキリ。

教養新書の編集者だって学術と言えないこともない(特に中公の歴史系など)。

分野によっても違うので,狭い範囲の話にならざるを得ない。

 

ぼくは社会科学系の学術書の編集をしている。

そして,そのなかでも,政治か経済か法律か社会かで異なる世界を生きる。

そんなニッチな世界であることは理解しておく必要がある。

 

とはいえ,全般的に適用可能な部分は存在する。

 

まずは,学術出版社のかたちを概観できる1冊。

有斐閣東大出版会新曜社,ハーベスト社の4社を素材として,

学術出版社のさまざまなスタイルを理解できる。

本を生みだす力 | 佐藤郁哉, 芳賀学, 山田真茂留 | 本 | Amazon.co.jp

 

次は,学術書の編集者のこころの持ち方の参考書。

講談社という会社で,現代新書を軌道にのせ,

メチエのような選書的なかたちで廉価な学術書をつくった。

お亡くなりになるのが早すぎる。

新版 編集とはどのような仕事なのか

 

最後は,最近刊行された本を。

翻訳書の世界をリードし続けた宮田昇さんによる,

みすず書房の伝説的な編集者,小尾俊人さんを偲ぶ1冊。

小尾さんの修行のすごさにはただただ頭を下げるのみ。

小尾俊人の戦後――みすず書房出発の頃

 

紹介しきれないくらいたくさんの本があるが,

まずはこの3冊を読んでみてください。